介護職は人間関係の難しさから体調を崩して休職するなんて事は珍しくありません。
休職したは良いけどやはり復帰が困難で、出来る事なら転職したい…
そんな方に向けた記事を今回は書いてみたいと思います。
休職から復職してもデメリットが多い
私はうつの経験から、とある老人保健施設で休職の打診がありましたが丁重にお断りしました。
本来であれば休職しつつお金を貰いながら転職活動をするのが金銭的にもメリットがあるので、貰うべきでしたが一刻も早く職場を辞めたかったため断念しました。
さらに復職したとしてもその職場での今後の立場が容易に想像できたのも理由の一つです。
休職後に復職する事でどのようなデメリットがあるのか解説していきたいと思います。
休職すると昇進が難しくなる
休職する事で「またこいつ休むんじゃないか?」と周囲に思われてしまう可能性があります。
そうなると主任や管理職などに就いた際に、もし再度休職するとなると仕事に穴が空いてしまいます。
平社員ならまだしも、役職者になると職員の管理やシフト表の管理といった業務にとって重要な仕事を任される事が多いです。
休職する事で仕事がマヒしてしまい現場が混乱してしまう懸念が生まれます。
そういった事を想定して一度休業してしまうと役職に任命されるかというと、かなり難しいかもしれません。
周囲から腫物扱いされる危険性
同調圧力といい、少数派の人間は色眼鏡で見られることが多いです。
「あの人は一度休職したから普通じゃない」とさりげなく避けてくる人間が一定数いるのが現実です。
まだ避けるならマシですが、どぎついお局とかになると下手したら嫌がらせの対象になってしまう可能性もあります。
上記のような空気感に堪えられないのであれば迷わず転職しましょう。
しかし、平社員でのらりくらり生きてきたい人にとっては逆に好都合なので、昇進の意欲などが無ければそのまま働き続けるのも選択肢としてはありあなと思います。
【介護士】休職中の転職活動はバレる?バレない?
ここでは休職中の就職活動がバレるのか?履歴書はどうすれば良いのかといった疑問について解説していきたいと思います。
履歴書には休職や傷病の有無は書いた方が良いのか
犯罪歴など履歴書に記載すしないことで経歴詐称になりますが、経歴の一部を記載しないことは応募者の自由です。
優しくて素直な方はここで馬鹿正直に伝える事で面接を突破する事が困難になってしまします。
ただし、休職中で症状の重い方は通院する必要も考えられますので、その際は自分の健康を第一に考え、伝える必要も出てきます。
休職していたことはバレるのか?
基本的履歴書に書かなくてOKです。かなりの高確率でバレる事はありません。
前職調査などをする企業は余程の大企業でない限りされる心配はありません。
個人情報保護法などの問題も絡んでくるためそこまでリスクを犯す企業は稀でしょう。
バレるとしたら以下の通りです。
- 休職中に仲の良い同僚に転職している事を言ってしまった
- SNSに呟いてしまった
- 源泉徴収でバレるケース
例え信用できる人物でも休職中の発言には注意しましょう。口は災いの元、信用してた人が情報漏洩するなんてよくあることです。
SNSに関しては普通に考えれば分かる事だと思うので割愛します。
源泉徴収税額がバレるケースですが、休職中の収入はいつもの収入額より6割近く減額されているため、そこから足が付くパターンです。
こちらの解決策として自分で確定申告すれべ何の問題もありません。
【結論】休職中の転職活動はアリだし最適解
結論から言うと、休職中に転職活動をするのは時間がたっぷりあるため余裕を持って取り組めるのでおすすめです。
休職中の転職活動は、あくまで休職している事を念頭においてモラル的に良い印象は持たれないので注意です。
信頼できる人でも口外せずに着実に行動すべきです。
休職中の転職活動のメリット
休職中のメリットについて解説します。
- 面接などの日程の調整がしやすい
- もし就職出来なくても取り合えず復帰出来る
- お金を貰いながら転職活動が出来る
休職中の転職活動はいざという時の保険が充実しているところですね。
お金をもらいながら転職活動をし、失敗しても保険として一度復職出来ます。
就職希望先の面接日の調整もしやすいのは面接突破に一躍買ってくれるでしょう。
休職中の転職活動は「不安な気持ち」に勝てるかどうか
結局のところ、休職中の転職活動はバレる可能性は限りなく低いですが、バレる可能性も少なからずあります。
そこの不安に打ち勝てるか?耐える事が出来る事が肝となってきます。
もし自分の気持ちと相談して「休職中に転職活動何て不安で耐えられない」と思った際は素直にやめた方が良いです。
そういう方は復職後、一般的な流れで退職の手続きをしましょう。
- 在職中に転職活動をする
- 退職後に転職活動をする
- 転職活動時に休職経験があることを伝える
一番無難なのは在職中に転職活動をし、履歴書の空白期間を作らない事です。
退職後に失業保険を貰いながら転職するメリット
といいつつ、私は失業保険を受給しつつ、しっかりと職場がブラック介護施設で無いか吟味し転職を成功させてきました。
退職後も失業給付といったお金に困らない措置があるため、それを活用しゆっくり余裕を持って転職活動するのも成功への道です。

休職中は介護転職エージェントを使って賢く転職活動
休職中はハローワークより転職エージェントを使いましょう。
ハローワーク通いだと休職中だとリスクが高いです。
- 会社の人事の人と遭遇する可能性
- ブラック介護施設の求人が多い
- 外出先で同僚や上司に会う危険性
基本的に休職中は療養が目的なのでハローワークのような、明らかに転職活動をしているのがバレる機関に近づくのは危険すぎます。
また、転職活動なんのでリクルート姿で同僚と遭遇したらもうアウトですね。
今はスマホで転職サイトや転職エージェントを見て、厚待遇な非公開求人を見て転職するのが一般的です。
上記の危険を避けつつ転職を成功させるために転職エージェントは必ず利用していきましょう。

最後に
ケガなどの求職であれば復帰も視野に入ると思いますが、職場での過重労働や人間関係で精神疾患になった場合での求職だと復帰してもまた再発のリスクがあります。
それを考慮すると一番賢い方法としては休職手当というお金を貰いつつ転職してしまうのが最適解かと思います。
この記事に辿り着いたということは気持ちとしては恐らく転職と言う選択肢に心は傾いていると思います。
恐らくあなたの直感は間違っていないと思いますし、辛い環境からは一刻も早く脱出する事をおすすめします。